2024年12月2日月曜日

【観測記録】11月30日〜12月01日(絶好の新月期)

前日(11月29日)からとてもお天気がよく、撮影に出かけたいと思っていたのですが、諸事情により出かけられず、出かけたい欲が溜まっていました。当日(11月30日)も実は日中にお出かけしていて疲れもあり、キャンセルが頭を過りました。が、何とか自分を奮い立たせてカーシェアを発進させたのでした🚙💨


向かった先は、千葉県一宮町にある釣ヶ崎海岸。

一体、どのような撮影をすることができたのでしょうか…と、その前に観測場所のまとめをしておきたいと思います。

場所は、千葉県の外房沿いに伸びる県道30号線から少し海に入ったところです。この県道から入ると駐車場へダイレクトにライトが当たるので、撮影中は光を受けてしまうので注意が必要⚠️

なお、ここには海岸に大きな鳥居があります。この場所を撮影場所に選んだ理由の一つが、鳥居と星空ってよくない?でした☺️



私の評価は、以下の通りとなります。    
  • 行きやすさ  ★★★★☆
  • お手洗い   ?????
  • 視界の広さ  ★★★★★
  • 空の暗さ   ★★★★☆
  • 撮影しやすさ ★★★★☆

高速道路から少し離れているので★x4ですが、まずまずの利便性です。国道409号線が早く延伸されると、さらに便利になりそうです。

お手洗いは利用していないので分かりません。

視界は非常に広いのですが、北側は思ったより街の明かりを感じました。ですので、主に東の空と南の空に特化した場所と考えるのが良さそうです。

最後の撮影しやすさですが、以下の2点がネガティブポイントかと思います。

  • 車が道路から入ってくると、ものすごく光被りをします。ですので、撮影場所と撮影方向には気を付ける必要がありそうです。
  • 駐車場から車の通らないエリアに入ると、砂浜になります。そのため三脚を安定させられるように注意が必要です。また、移動の際も足元にご注意ください。



それでは、撮影した写真をご紹介していきたいと思います⭐️


駐車場から鳥居側(北側)を撮影したもの。

この明るい街の光は水戸市でしょうか。結構、いやかなり明るいですね😅



「星空の下、ミーティングを始めようか。」

と言いたくなるようなベンチとテーブルがありました。

ここで仕事始めると、捗りそうですね😆



駐車場に面しているので、ブレーキを踏むとこの有様😣

撮影する方向にはくれぐれも注意が必要です。



冬の宝石箱💎

やはり冬の星空は美しいですね。様々な色をした星々が散りばめられています。



星の神に祈る🙏

鳥居付近に近づいて撮影してみました。すごく絵になる鳥居ですよね。

北斗七星と鳥居⛩️

この構図も好きです。この鳥居の奥にもっと別の天体を入れたいですね。月とかでもいいのかな🤔


オリオン座に狙われる木星

埃かなと思ってしまうほど星が写っていてうっとりしてしまいます。美しい❤️


帰り道、あまりに眠気に襲われたので、東京湾アクアラインの海ほたるPAにて。

かっこいい車のお兄さんたちが集会されていました😆笑



翌日、どうも体調がすぐれなかったんですよね。

やはり天体観測は、しっかりとした体調管理が必要です。。。



2024年11月29日金曜日

【SeeStar】Intelligent Denoisingを使ってみた(2)

昨日公開したSeeStarのIntelligent Denoisingに関するブログを多くの方に読んでいただきました。ありがとうございました。
昨晩も非常に良いお天気でしたので、SeeStarのIntelligent Denoising機能を試してみたので、ブログにしてみます⭐️


紫金山・アトラス彗星 - Intelligent Denoising未適用

紫金山・アトラス彗星 - Intelligent Denoising適用済み


NGC2237(ばら星雲) - Intelligent Denoising未適用

NGC2237(ばら星雲) - Intelligent Denoising適用済み


NGC2237(北の三裂星雲) - Intelligent Denoising未適用

NGC2237(北の三裂星雲) - Intelligent Denoising適用済み


NGC281(パックマン星雲) - Intelligent Denoising未適用

NGC281(パックマン星雲) - Intelligent Denoising適用済み



 こんな簡単にノイズを消していくことができるというのは、非常に便利で良いですね⭐️

2024年11月28日木曜日

【SeeStar】Intelligent Denoisingを使ってみた

昨晩(11月27日)、天気が良かった(けど、遠征する余裕はなかった)ので、自宅でAgnes(SeeStarの愛称😆)を使った撮影を実施しました。


その際、見慣れない機能を発見!その名も「Intelligent Denoising」なるもの。 

撮影中に押してみると、バックグラウンドでは撮影を続けつつ、今の画像からノイズを賢く除去してくれるという優れ機能でした。なお、このIntelligent Denoisingを実行する際、およそ15秒ほどかかるよとのメッセージが出ていて、実際もおよそそれくらいの時間を要しているようでした。

これ、撮影墨のものに適用することはできないのかなと思って、色々探してみたのですが、できないように見受けられました。もしかしたら私が探しきれていないだけかもしれませんが😅

何を言いたいかというと、撮影開始→どこかのタイミングで撮影中のものにIntelligent Denoisingを適用!→撮影に戻って撮影終了となるため、Intelligent Denoisingを適用したものと適用していないものの露出時間が違ってしまうんですよね。まあ誤差かもしれませんが🙄


さて、適用してみるとどうなるのか、見てみたいと思います💡

M1(かに星雲) - Intelligent Denoising適用済み

M1(かに星雲) - Intelligent Denoising未適用
どうでしょうか。
このIntelligent Denoisingって、結構優秀ですよね!
続けて、他の画像も見てみます。

IC434(馬頭星雲) - Intelligent Denoising適用済み

IC434(馬頭星雲) - Intelligent Denoising未適用


NGC2024(燃木星雲) - Intelligent Denoising適用済み

NGC2024(燃木星雲) - Intelligent Denoising未適用


M42(オリオン大星雲) - Intelligent Denoising適用済み

M42(オリオン大星雲) - Intelligent Denoising未適用


天王星 - Intelligent Denoising適用済み

天王星 - Intelligent Denoising未適用


M31(アンドロメダ大星雲) - Intelligent Denoising適用済み

M31(アンドロメダ大星雲) - Intelligent Denoising未適用

いかがでしたでしょうか。

このIntelligent Denoising、結構優秀ではないですか?

もちろん自分好みに近いかどうかというところはありますが、私は正直、今のところ大満足です⭐️

2024年11月18日月曜日

紫金山・アトラス彗星の想ひ出

私にとって百武彗星、ヘールボップ彗星に続いて(ほぼ記憶にない時代のものですが)大彗星となった紫金山・アトラス彗星について振り返ってみたいと思います。

もしかしたら見えるかも?というタイミングで、SeeStarを使った導入を試みました。なかなか肉眼で識別するのは困難だと考えたからです。しかし、そのSeeStarでも導入ができませんでしたorz
その時のSeeStarアプリの写真を残してました笑


そして、10月13日。ついに!!!

私はカーシェアを確保して、神奈川県葉山町にある森戸神社へ向かいました。本当は、葉山港の堤防にも行ってみたのですが、堤防は17時に閉まる旨の記載があったため、再度森戸神社に戻ったのでした。

戻った頃にはもう海岸線には非常に多くの方々が陣取られていて、正直かなり驚きました。星活がこんなに人気になっていたなんて🤩

西側がひらけていて、沈む夕陽がとてもきれいでした。


夕陽が(厳密には伊豆半島に)沈む頃には、多くの皆さんがどこだどこだと探し始めていました。なかなか見つけることができませんでした😅苦笑


そして、ついに撮影できた紫金山・アトラス彗星☆彡

ほうき星とはよく言ったもので。この尾の何とも言えない儚い雰囲気に感動してしまいました。これほどの彗星に次またいつ会えることでしょう?会えずに終わってしまうのか。。。


300mmのレンズに変えて撮影してみました。
なかなかピントを合わせるのが大変で心が折れそうでしたが、何とか捉えることができました。ISOはかなり大きくしてシャッター速度を可能な限り短くしています。

尾をどこまで長く写せるだろうかと、縦撮りにも調整してみました。
なかなかうまく写らないものですね。何枚か撮って重ね合わせる必要があるのでしょうか。
その辺りのテクニックはまだまだ分かりません💦

最後は、SeeStarで撮影した彗星です。
日が経つごとに暗くなっていきますが、高度が上がってくるのでSeeStarでも導入できるようになりました。

 

さて、紫金山・アトラス彗星に続く大彗星は、次いつやってくるのでしょうか?
楽しみにしながら星ガールを続けたいと思います✨

2024年11月13日水曜日

星ガール☆YUKIは、今、何を想ふ

こんばんは。星ガール☆YUKIです。

Xでも撮影した写真をあまり紹介できておらず、アウトプットが足りないなあと反省している今日この頃。。。やはり撮影のモチベーションを維持して継続していくためには、アウトプットを続けなければと痛感しております。

(事実、この記事が2024年最初の記事…笑)

 

というわけで、ブログをぼちぼち再開していきたいと思います。

継続していくためにも少し環境を変えようと思い、ブログのプラットフォームを変更しました。元々ははてなブログの有料会員になって記事を書いていたのですが、現在のこの記事は、Googleが提供しているBloggerというところです。

Xのポストをうまく引用できなかったり、フォーマット化されたテンプレート化できなかったりと、少し使いづらいところもあるのですが、きっと時間の問題でしょう。

これから、記事を増やしていければと思うので、よろしくお願いします☆彡


さて、今年は、SeeStarを早々に購入したり、紫金山・アトラス彗星という大彗星がやってきたりと非常に私的に星ガールが捗る一年でした。一方で、夏はお天気の悪い日が続き、全く星ガールをできない時間が続いたりもしました。

そんな2024年をいい感じに締め括れるよう、12月のふたご座流星群に備えたいと思います。月齢はあまり良い条件ではないですが、きっとできることがあるはず!💪


と、宣言をすれば、怠けないはず!🤣笑

これからもどうぞよろしくお願いします!🫶

2023年9月11日月曜日

【2023年版】天体写真の画像処理ソフトウェア

 この週末、Twitter改めXの皆さんは天体写真の画像処理ソフトウェアとして何を使われているのか教えていただくアンケートを実施しました。

今回は、その内容について、復習も兼ねてまとめておきたいと思います。

※ 本記事は、2023年9月10日に実施したアンケートを元に作成しています。



この日の午前、私はこのような問いかけを皆さんにしました。

300mmレンズを購入し、惑星や星雲を撮影するようになり、少しでも美しく見えるように画像処理をしていきたいと思ったのがきっかけです。

8時間のアンケートで、合計39件の投票をいただきました。投票してくださった皆さま、本当にありがとうございました🙇‍♀️

 

まずは、結果をおさらいしてみたいと思います。

56.4%のトップとなったのは、「PixInsight」です。


「PixInsight」は、スペインで最先端の画像処理、画像分析ソフトウェアを開発、提供しているPleiades Astrophotoという会社の製品です。

ライセンスは、250EUROとのことなので、39,405円といったところでしょうか。(こういう時、円安を本当に恨んでしまいます🙄)

 

続いて、2位となったのは、「ステライメージ9」です。

「ステライメージ9」は、日本ではお馴染みのAstroArtsが提供する製品です。

パッケージ版だと30,800円、ダウンロード版だと27,720円ということで、円安の影響を受けないのは大きいですね。

 

その他というところにも、15.4%投票いただいておりました。

これら2つ以外の名称としては、こんなものを紹介いただいております。

ネットで調べてみたところ、SirilやDeepSkyStacker(DSS)も日本に一定のユーザがいるようで情報が色々とありそうですね。機会があれば使ってみたいと思います☺️

 

 

ここからは、それぞれの特徴について、皆さんのコメントを引用しながら紹介していきたいと思います。

まずは、PixInsight✨


maverickさんは、PixInsightもステライメージも使われた上で、PixInsightを選択されたそうです。やはり海外のソフトなのでソフトウェアとして日本語がサポートされていないですが、それを超えるブロガーさんやX上での親身なアドバイスが素晴らしいとのこと。SNSなどのサポートが本家のサポートを超えるというのは、それだけユーザが多いということの証でしょうか。とっても助かります☺️


さとしさんも、PixInsightを利用されているとのこと。maverickさん同様、SNS上での情報量というところがキーになっているようです。(そういう意味だと、AstroArtsさんにはもっと頑張っていただきたいところですね笑)

StarNet(PixInsightのAdd-on)やStarXTerminator(PixInsightやPhotoShopのAdd-on)といったAdd-onも出ており、拡張性の高さはさすがグローバルというとこでしょうか。

 

続いて、ステライメージ✨


あぷらなーとさんの仰る「複雑な処理を求めない」と「サクッと処理が終わる高速性」という2点は、私のような1枚の処理にあまり時間をかけたくないタイプには、とても重要になってくるかもしれません。



getaさんの仰ってるポイントも非常に重要ですね。日本語表示で、基本的な機能がある。直感的で使い勝手のいいソフトウェアは、どの時代でも愛されるものです。

仕上げにステライメージを使うというのは、具体的にはどのような利用なのでしょう。画像処理のステップをまだ勉強できていない私には想像できませんが、きっと近い将来理解できる日が来ると思います💪



アルさんも補助でステライメージを使われているとのこと。痒い所に手が届く、それがステライメージということなのでしょう。勉強になります。

 

ということで、PixInsightやステライメージの特徴が何となくわかった気がします。今後は実際に使っていってみたいと思います。

回答くださった皆さん、ありがとうございました🙇‍♀️

 

 

2023年8月19日土曜日

2023年ペルセウス座流星群振り返り!其の参

 少し引っ張りすぎていますが、2023年ペルセウス座流星群の振り返り記事其の参です。

其の壱と其の弍は、こちらから💁‍♀️

2023年ペルセウス座流星群振り返り!其の壱 

2023年ペルセウス座流星群振り返り!其の弍 


美保海岸公園で陽が沈むのを待っていると、富士山方面から雲がどんどん流れてきました。。。

途中までは我慢しようと思っていたのですが、さそり座が完全に雲の中…ということで、急遽移動してしまいました。

 

向かった先は、高松海岸公園付近の駐車場。

空が晴れていることを確認し、薄明が終わるのを待ちます。

そこで撮影したのがこちら。まだ少し薄明が残っていますね。

残念ながら、大通り沿いの駐車場であるため、空自体がかなり明るい状況でした。

しかも、空気中の水蒸気が多いように感じ、余計に星像がはっきりしなかったように思います。



 

さらに、撮影していると、

駐車場下の海岸で花火を始める人々が。。。

さそり座に向かって、打ち上げ花火が上がりました笑



 

台風の影響もあり、波が高かったですね。

さすがにこのまま撮影を続けるのは無謀だと思い、雲が消えていることを確認し、元の美保海岸公園へ戻ることにしました🚙💨



さて、ここで今回の観測地「美保海岸公園」のYUKI的評価です。

  • 行きやすさ  ★★★☆☆
  • お手洗い   ★★★★☆
  • 視界の広さ  ★★★☆☆
  • 空の暗さ   ★★★☆☆
  • 撮影しやすさ ★★★★☆

 

お手洗いは使っていないので様子は分かりませんが、きちんと合ったのは高評価。

富士山方面は雲の影響もあって、富士市、沼津市方面の明かりがかなり強く感じました。ですが、東から南方面の空は暗く、ポテンシャルを感じることができました。

ただ、やはり遠いので、敢えてこの場所へ再訪するためには、理由が必要かなと思っています。

 

先述の通り、水蒸気が多く白いモヤのような感じになっていました。

ですが、天の川は肉眼でも確認することができました。



こちらは、明るい富士山方面。

(水平が取れていないのが気持ち悪い・・・失敗。。。)



天頂あたりまで上がってきていた夏の大三角。

こうやってみると、星が多く、結構空が暗いのかなと思いました。




天頂方向は空が暗かったので、インターバル撮影をしてみました。

真ん中の上に流星?と思って、短めにまとめてみたところ、人工衛星か何かだなという結論です。

最近、ほんと人工衛星が多いですね🤔




30分ほどのインターバル撮影を重ね合わせたら、こんな感じになりました。

空が暗かったこともあり、星の数が多く、強さを感じますね。





というわけで、一旦、自宅に戻ることに。

少し眠気があり辛かったのですが、何とか無事帰宅です。

【観測記録】11月30日〜12月01日(絶好の新月期)

前日(11月29日)からとてもお天気がよく、撮影に出かけたいと思っていたのですが、諸事情により出かけられず、出かけたい欲が溜まっていました。当日(11月30日)も実は日中にお出かけしていて疲れもあり、キャンセルが頭を過りました。が、何とか自分を奮い立たせてカーシェアを発進させたの...